

辛夷の咲くころ
早春が好きだった龍太は、ある時出入りの庭師に頼み、辛夷の木を植えた。昭和50年代初め狐川の河川改修で、竹林の伐採を余儀なくされた。工事で殺風景になってしまったところに植栽したのだ。あれから40年近く経ち、堂々たる大木になった。...


「俳句の里」笛吹市全国小学生・中学生俳句会 表彰式 受賞者が山廬を見学
2017年12月23日 第21回「俳句の里」笛吹市全国小学生・中学生俳句会の表彰式が、笛吹市の「いちのみや桃の里ふれあい文化館」で行われました。今年度は全国の小・中学校687校から46,364名の児童生徒から投句がありました。旧境川町が開催したこの俳句会も今年で21回目を迎...


山廬整備の報告 小春の中、竹伐り作業に汗
12月2日土曜日 山廬の最低気温は氷点下。だいぶ冷え込んだ朝でした。その分空気は澄み、凛とした大気に身が引き締まります。 午前9時、参加者が山廬に集合しました。日中は風もなく、小春日和。作業にはありがたい天気となりました。...


山廬の紅葉
11月に入ると、山廬の木々は一気に明るくなる。 後山に自生する山桜の大木もいつしか葉を紅くし、檜に伸びた蔦は美しく色付く。 さらに、ガマズミの実なども真赤に色を濃くする。 そのころになると、山廬石門の脇にあるドウダンツツジは日一日と紅さを増す。...
第三回碑前祭開催
今回で3回目を迎える「飯田蛇笏・飯田龍太文学碑 碑前祭を平成29年10月22日 日曜日 山梨県甲府市貢川の「山梨県立文学館」で開催します。 飯田蛇笏と飯田龍太の文学碑は山梨県立文学館や県立美術館のある「山梨県芸術の森公園」の敷地の中に建立されています、蛇笏文学碑には「芋の露...


炎天に百日紅の花
山廬石門の左に百日紅の木がある。毎年梅雨明けと共に紅色のあざやかな花が咲く。 この木は、龍太が親戚の家から譲り受け山廬に移植したものだが、もう50年近くになる。 百日紅の新芽は「うどんこ病」などにかかりやすいので病害虫の消毒は欠かせない。 今年も5月から梅雨時にかけ散布を施した。


朴の花咲くころ
山桜がすっかり葉桜になって、若葉が次第に濃くなったころ後山を散策するとどこからともなく芳香が漂ってくる。頭上の木々を見上げると、大きな朴の葉の間から真っ白な花が見える。芳香はこの花が初夏の後山に放っているものである。後山には3本の朴の木が自生している。1本はひとかかえ以上あ...