

大寒の頃
山廬の冬は寒い 小正月を過ぎると寒さが一層強まる 日本海側に雪雲がかかり大雪を降らせる 山廬後山に登ると八ヶ岳は雪雲に隠れ 南アルプスの甲斐駒ヶ岳、北岳などの高山は 猛吹雪となっている 甲府盆地は抜けるような碧空が広がっている 午前中は穏やかな日差しが注ぐが...


立秋の頃
標高400m前後にある山廬だが、梅雨が明けてからの炎天では連日猛暑が続く。盆地の影響もあって日中の最高気温は全国でも屈指の暑さである。 それでも、朝夕には谷からの涼風で寝苦しさはあまり感じない。山住のありがたさである。 暦の上では「秋」ですが、のアナウンス通りまだまだ日中の...


山廬の蛍 狐川を舞うゲンジボタル
山廬の裏を流れる狐川。夏至が近づいた6月中旬。少し蒸し暑さが残る夕闇の中をかすかな光が流れる。ゲンジボタルの淡い光だ。昭和40年頃まで境川のいたるところで蛍が乱舞した。しかし養蚕業から果樹に変わって消毒の影響だろうか、その数がめっきり減ってしまい、全く見れない年が何年も続い...


桃の花と新雪の南アルプス
昨日まで二日間冷たい雨が降り続いた。今朝の山廬は朝から雲一つない快晴となった。南アルプス、八ヶ岳は春の雪を纏い、一層鮮やかである。 山廬後山を登った桃畑はいま五分咲き。まさに桃源郷である。 早朝の甲府盆地は霧に覆われ、山廬からは雲海が広がりその先に新雪の南アルプス、八ヶ岳が...


山廬雪景
「山廬」(さんろ)は甲府盆地の東側、御坂山系の麓にある。内陸の盆地特有の気象である「夏熱く冬寒い」一年の気温でその差が著しくあるのが特徴である。炎天では40度になろうかという日もある。極寒は氷点下10度になる日もある。冬の寒さは骨身に沁みる。西北に聳える八ヶ岳から冷たい北風...


新春の山廬
明けましておめでとうございます 令和4年 2022年は厳しい寒さとともに明けました。本年最初の「山廬の四季」を投稿いたします。 飯田家では毎年晦日に新年の飾り付けを行います。そのために26日に飯田家の持ち山に行き、松の枝を伐りに入ります。実生から育った赤松の若木は成長が早く...


南アルプス冬山となる
昨日までの冷たい雨は甲府盆地周辺の高山では雪となった。すでに初冠雪した白根三山や甲斐駒ヶ岳は2500m付近まで新雪に覆われた。圧巻は鳳凰三山である。新雪に朝日があたり神々しい姿となった。八ヶ岳もそれぞれ雪を纏った。奥秩父の霊峰金峰山、秩父方面の繋がる雁坂嶺も白く輝いている。...


南アルプス連山・八ヶ岳の初冠雪
山廬後山からは甲府盆地を挟んで南アルプスの連峰、八ヶ岳、奥秩父の連山を望むことができる。空気の良く澄んだ日や、夏の夕暮れ、茜色に染まる夕焼けの時などは南アルプスと八ヶ岳の間に北アルプスの槍ヶ岳や常念岳まで眺望することができる。...


赤松のみどり摘み作業
今年も山廬の銘木赤松の「みどり摘み」の作業が始まりました。ここ数年赤松の手入れが行き届き、松の樹勢はとても良好です。山廬の赤松は樹齢約400年になりますが、東・南・西の三方に枝を伸ばし、樹高も10m以上あるので、それぞれの枝の勢いを均一にするのが大変です。この赤松の手入れを...


芽吹きのころ
この春はいつになく暖かな日が続いている。 山廬の庭や後山の草木は一斉に芽吹きを始めた。 なにはともあれ山に雨山は春 龍太 ひと雨ごとに木々が勢いを増していくようだ。 三日ぶりに登った後山は新芽が勢い良く伸びていた。 そんな後山の草木、山廬の庭の芽吹きの写真を何枚かカメラに...