新春の山廬

明けましておめでとうございます

令和4年 2022年は厳しい寒さとともに明けました。本年最初の「山廬の四季」を投稿いたします。



飯田家では毎年晦日に新年の飾り付けを行います。そのために26日に飯田家の持ち山に行き、松の枝を伐りに入ります。実生から育った赤松の若木は成長が早く、枝ぶりの良い枝を用意できます。しかし近年若木が少なくなり探すのにだいぶ苦労します。幸い良い若木が自生しているところがあり用意できました。竹林では程よい太さの真竹を伐ります。梅園からは姿の良い老木の枝を用意します。さらに後山に登り、アオキ、マンリョウ、センリョウそれにロウバイなどを用意します。今年はナンテンの実を小鳥にすべてついばまれてしまったために、やむなく知人の庭のナンテンを切らせてもらいました。30日は朝から表の日が当たる場所に陣取り、門松、しめ飾り、床の飾り、さらに水神などの松飾を用意します。かなりの種類があるのでこの準備は昼過ぎまでかかります。そしてそれらを飾り付けてゆきます。作業が終わった時にはすでに日が暮れていました。

年用意も終わり新たな年を迎える準備は整いました。

元旦 近くにある氏神さんにお参りするのが地区の習わしです。各家々の当主が集まり氏神さんで新年のあいさつをし、区長が新年のあいさつをします。毎年の区長の一番の晴れ舞台。暮れからどんな挨拶をするか熟慮します。今年の区長の挨拶は、簡潔にまとめられて立派な挨拶でした。きっと何日も思案したに違いありません。氏子総代の発声で万歳を三唱したころ、鳥居の先、狐川の源流である春日山から初日が昇ります。

甲府盆地を囲む山々は寒波の影響で雪に覆われています。紺碧の空の彼方に聳える雪山は元日の陽に輝いていました。                                           文/写真 飯田秀實



            飯田家の門松は代々この形が継承されている

           奥座敷 床の間の飾り

          玄関には山廬竹林の真竹に南天、千両、柳などを活ける。壺には後山の蠟梅


          裏の池には水神様の松飾

            地区の氏神さん「熊野神社」に詣でて新年のあいさつ

            氏子総代を先導に万歳三唱したころ東の山よりご来光を拝む

            鳥居の中心から初日が昇る

             氏神さんの帰路 甲府盆地と南アルプス、八ヶ岳を望む。

             遠く北アルプスの雪山まで眺望できた